- Date: Mon 26 09 ,2011
- Category: パフォーマンス Performance
- Tags: パフォーマンス ニパフ 雑感
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2011.9.25 ニパゲン雑感&記録写真

Hirose Masaki
2011.9.25 ニパゲン雑感
お疲れ様デス広瀬デス。
九月の中旬の村井さんとの豆パフォでは、シャーマニズム×ドス黒さ全開でやったので、昨日のニパゲンでは「私らしくもないことをやってみよう」をテーマに色々と新しい方向性を試しました。ちょっと失敗しちゃったり、準備不足だったり、圧縮しすぎたり、舌が回らなかったりと、色々上手くいかないことが多かったんですけど、面白かったです。詠んだのは杜甫の「兵車行」です。社会批判というのをやったことがほとんどないので、やってみようかと思い、「反増税」を表明したかったのですが・・社会批判って難しいですね。
それだけに、しょっぱなから田中君のパフォは笑い死にそうになり(爆)持ってかれちゃいました(笑)あんな反原発があるとは思いもよらなんだです。ヘンタイは世界を救うのかもしれない。
北山さんはジャンプしていくうちに彼女の素顔が見えてきたなあと思いました。反復運動って何かをそぎ落とすのかもしれない。それで止まって行って普段の彼女に閉じて行く・・と。何かが見えました。
大池さんの畑を耕す作品を見て、酒見賢一の周公旦の一場面を思い出しました。楚の国の豊饒を願う農耕儀礼で、なんとも野蛮で印象的な場面があるんですけど、それを。
霜田さんの作品は、見るといつも、人間の肉体ってあんなにも面白いカタチになるものなのだろうか、と人体に対して新しい発見と興味が沸きます。おんなじ体を持っている人間の私にも、おもしろいカタチができるのかしら?と家でこっそり身体動作の研究をしてみたくなりました。
宮川君のは、「パフォーマンスに出会わなきゃ良かった」という、誰もがこの表現を知ってしまった時に思う気持ち(笑)を実に率直な言葉で表していて、とても面白かったです。
福長さんのは、壁に紙を貼っているのを見て、何か新しいアイディアのヒントを貰えた気がします。というか他の人々皆から今回はそれを貰った気がします。
前半の2つのビデオ作品も大変楽しめました。ニパフに出会ってから様々な国々の歴史文化に興味を持ち始め、徐々に歴女になりつつある私は、ベラルーシや東欧の歴史の本も読みたいなあと思いました。無言の拍手デモ・・パフォーマンスのもう一つの強さというか、可能性を学んだ気がします。サラスモールの大作は、ヒエロニムス・ボッシュの快楽の園を強く想起させるものがあり、日本には無い、西洋独特の土着的(?)な世界観を感じました。密度の高いビデオ作品というのも、面白いものですね。
今度のニパフアジアには参加できませんが、いつもニパフという集まりに接すると、一人でいるときよりも新しい沢山の発見と興味と視野を持てるので、なるべく長くやってけるように、自分のペースを考えて、今後も参加をしていきたいです。
ああまたこんなに長い文章になってしまった・・


Hirose Masaki
ひろせ
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